防音マットの効果が2倍になる手軽な対策

共同住宅に子供と暮らす以上、階下への音の配慮は欠かせません。場合によってはクレーマーなど不条理な苦情を言われることもあるかもしれませんが、そこは自分ではどうにもできない「運」の部分。自分でできることは、室内に工夫することやしつけをしっかりすることです。そこで気になるのが防音マットですよね。防音マットは音を下の階に響かなくしてくれる必須グッズ。いろんなタイプのものがありますが、小さな子の場合は多くの人がジョイントマットを選択しています。そこでここではジョイントマットの効果と、その効果を高める方法について紹介していきます。
クレーマー…ほんとにイヤよね。でもジョイントマットとか防音マットを敷いてればかなり軽減されるわ!えっ?甘い?防音マットはいったいどのくらい効果があるのかしら…。
ジョイントマットの特徴
ジョイントマットは本当に様々な種類があり、価格も大きく差があります。とはいってもジョイントマットはクッション性があるマットというテーマの商品なので、目的や使い道は同じです。ではジョイントマットの防音面での効果はどの程度なのでしょうか。ポイントは次の2点です。
- 足音などの音
- 声やテレビの音
足音などの音
足音や走り回る音・飛び跳ねる音が最も苦情の多いパターンです。ジョイントマットはクッション性があるので、床に伝える衝撃をクッション材が吸収し音を軽減してくれます。
ただしそれは弱い衝撃音にしか効果は出ません。もちろん敷かないよりはかなり差がでますが、せっかく敷くならどうしても大きな効果を期待するものですよね。
足音のような大きな衝撃音は根本的な解消はできず、クッション性を高めて「少しでも軽減させる」という意識が必要になります。
声やテレビの音
子供の騒ぐ声やテレビの音は、ジョイントマットではほとんど防ぐことはできません。厚くなったぶんだけわずかに小さくなるかもしれませんが、その効果自体を期待することはできません。
テレビなどは親が小さくすることができますが、子供の声はやはり親のしつけにかかる負担が大きくなってしまいます。
クッション性をいかに高めるかが大事
子供の足音に関しては、足音自体をなくすしか防ぐ方法はありません。なので小さな効果のあるものをいくつも取り入れて総合的に防音する必要があります。
足音の防音対策を考えれば、現実的かつ効果的なのが次の方法です。
ジョイントマット+防音カーペット
ジョイントマットだけで子供の足音をなくすことはできませんが、ジョイントマットの上にさらに防音カーペットを敷く方法がおすすめです。
床の音を軽減させるうえで大事なのは、床のクッション性を高めることです。極論を言えば、厚さ50cmぐらいのベッド用のマットレスを床一面に置けば、子供の足音といえども下階に響くことはないでしょう。でもそんなものありませんし、あったとしても敷くことができません。
つまりできるだけクッション性良く、そして厚く、かつ生活できるレベルに抑えるというのがポイント。
そこでジョイントマットと防音カーペットの2枚使いがオススメなんです。
ジョイントマットのクッション性
ジョイントマットのクッション性は思いのほか高く、敷いてない状態とは比較にならないほど足音を吸収してくれます。とは言え苦情が来ないほどの防音効果はなく、しかもすでに苦情が入ってしまった場合は、さらに効果的な施策が欲しいところです。そこでさらに防音カーペットを敷くのです。
防音を謳っているカーペットはニトリや様々なホームセンターで売られていますが、厚みのないものは効果があまり期待できません。オススメは低反発素材で作られたカーペットです。
低反発素材と言えば枕やマットレスを思い浮かべると思いますが、あの独特な沈み具合は音をしっかり吸収してくれそうなイメージが簡単に湧きますよね。
それを1cm以上のクッション材であるジョイントマットの上にさらに敷くのです。現実的で効果も期待でき、なおかつ工事も必要なく敷くだけという簡単さもあります。ジョイントマットのように床全面に「敷き詰める」ということができないので、メインとなる場所や走りやすい場所に敷くのがポイントです。
まとめ
ジョイントマットは防音マットとして作られているわけではありませんが、防音性はもちろん、洗いやすさや掃除のしやすさ・ジョイントがゆえの使いまわしなど、様々な利点のあるものです。手軽にできる床の防音対策として、低反発カーペットもあわせてぜひ試してください。
なるほど!防音マットという目的以外にも使い勝手がいいからみんな使っているのね!子供と暮らすならやっぱりお手入れの楽さも大事よね。総合力ならジョイントマットよ!