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マンションの騒音トラブルを法律的に考えてみる

マンションの騒音トラブルを法律的に考えてみる

ゆるかわ太一 マンションでもっとも多い騒音トラブルが「子供の足音」と言われています。上階が騒音元で階下が苦情元という関係ですね。とは言え簡単に「どちらが悪い」ということも言えず、しばしばトラブルが長引く事態になってしまいます。そんなときに重要なのが「法律」です。


山田ふわ子 そうよね。住人同士でも管理会社が間に入っても解決しないなら法律の出番ね。でも裁判で話し合うならそれ相応の準備が必要になるわ。いったい騒音問題の法律はどのような考え方になっているのかしら…。

裁判になる前に解決の道を

お互いが歩み寄らず、第三者である管理会社が間に入っても解決しない騒音トラブル。非常にこじれたケースですね。そういう場合は、管理会社や大家さんに解決する義務はありません。

大家さんや管理会社は、住居人が快適に暮らせるようにする義務はありますが、個人間のトラブルを仲裁する義務はありません。努力は必要なのですが、できなければそれは「仕方ないこと」ということです。

裁判には7ケタのお金が必要

そのようなこじれたトラブルは、どちらかが引越すか、現状のままか、最悪は裁判沙汰になるという道へと進みます。多くの場合「引越すのは悔しい」「負けた気がする」といった感情的な部分が大きいもの。確かにトラブルが原因で引越し代を自前で払って引越すのは面白くありません。

とは言え現状のままでは、上階の人は苦情に怯えて過ごす日々ですし、階下の住人は音のストレスがどんどん蓄積されていきます。最終手段は裁判ということになってしまいます。

でも感情的なことを除けば、裁判をするメリットはありません。できることなら避けたい選択肢です。その大きな理由は金銭的なこと。100%大赤字になります。損害賠償が仮に成立してもです。

過去の事例から考える

裁判は過去の事例からおよその進展を考えることが大事ですが、過去を見ると損害賠償が成立した場合、約40万円弱です。100万単位のお金と労力と大事な時間を使って、大赤字になるのです。メリットは「白黒がはっきりつく」ということだけ。

しかも損害賠償が成立した事例では、上階の騒音主の対応が非常に悪く、結果的な音の大きさなどではなく「対応しなかった」という側面が非常に大きなものでした。

なのである程度苦情に対して真摯に対応していればそのような判決にはならなかったはずです。

また仮に裁判で白黒ついたとします。お金の出入りがあり、白黒はっきりします。で、何が変わるでしょうか。生活は今までと何も変わりません。確かに音は静かになるかもしれませんが、住人同士の関係はより険悪になり、時と場合によっては感情的な傷害事件に発展する可能性も否定できません。子供がいればなおさら心配です。

周囲からは「あの人裁判にまでなった人よ」と後ろ指をさされ、居心地が良くなるどころか逆に悪くなることもあります。結局は引越しを余儀なくされる…。これでは一体なんのための裁判でしょうか。

法律的な騒音問題の考え方

ということで裁判による決着は全くオススメしません。ただ感情の問題。負けたくない・意地…このような感情によって引くに引けない精神状態になっているというわけです。

では裁判として裁くときにはどのような考え方をするのでしょうか。個人でそのような証拠を集めると事態が進展するかもしれません。

受忍限度と対応

このような足音の騒音トラブルの場合、「騒音への対応」と「受忍限度」が争点になると考えられます。簡単に言うと、騒音主は音に対してどれだけ対応したか、苦情主は受忍限度を超えているかということです。

これらのことを裁判では様々な証拠や検証を行い裁いていきます。なのでお互いが「対応してるか」「受忍限度を超えているか」という論点で様々なことを考えることで、妥協点が見えてくるかもしれません。

「思っている以上に階下に迷惑をかけているかも…」「自分が少し神経質になっているかも…」このような気づきが出れば、トラブル解決のきっかけになるかもしれませんよね。

受忍限度

受忍限度とは我慢の限界ではありません。
受忍限度についてはこちらを参考にしてください

苦情主が神経質になりすぎているかどうかを客観的に判断するための指標です。

対応

音に対する対応をどの程度行っているかということです。よくあるのが「クッションマットを敷いてるから問題ない」ということ。これは全く違います。

クッションマットを敷くことは立派な対応です。でもいくら敷いてても子供がドンドン走れば響くことぐらい誰でもわかるはずですよね。クッションマットは苦情に対する逃げ道を作るものではありません。

教育も対応の一つです。子供は言う事を聞かないものですが、それと教育しないことは全く別。教育しても走り回るのと、教育しないで走り回るのは、結果は同じでも全くの別物だと考えます。

お互いの状況を実際に見てみる

管理会社に間に入ってもらい、上階の人は階下の部屋に行き、騒音計でどの程度の音なのか実際に見てみます。階下の人は上階の部屋に行き、どのような対策をしているのか、どのような教育をしているのかを実際に見てみます。
簡易騒音計はコチラを参考にしてください

そうすることで頑固になった感情を、すこしでも柔らかくすることができるかもしれません。上階の人が階下に行ったときは、下の住人の意見を一方的に聞くことを了承します。つまり階下の人の言い分を聞く努力をします。

逆に階下の人が上階の部屋に来たときは、上の人の言い分を下の人が反論せずに聞くようにします。管理会社の人間が間に入りそのようにします。

まとめ

ゆるかわ太一 裁判は無駄が多く、引越しは悔しい…。「うるさい!」「神経質すぎる!」…。これでは解決するわけがありませんよね。なので、解決の糸口を積極的に探さなければいけません。そのための一つの方法として、裁判のように客観的にトラブルを考えることが大事になってくるのではないでしょうか。

山田ふわ子 確かに言い争っているだけでは解決しないし、それだとただの子供同士のケンカと変わらないわね。お互いが妥協点をどこに置くかを大人として見出していくことが大事なのね。裁判はお金も時間も労力もかかるのに結果はあまりいいものではなさそうね。

ゆるかわ太一 マンションやアパートの防音対策にオススメのグッズをランキングにしてみました。壁の対策は出費と効果が割に合いません。でも床への対策はコスパが良く、足音はトラブルの最大の原因なので最初に行うべき施策です。

低反発素材のラグ

低反発素材の防音ラグマットレスや枕でおなじみの「低反発素材」を使った防音ラグです。衝撃の吸収性が非常に高く、足音などを大きく和らげてくれます。厚みが出てしまう難点はありますが、足音の出やすいリビングや子供部屋などに敷くことで大きな効果が期待できます。

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木目調・畳柄のクッションマット

やさしいジョイントマット ナチュラルクッションマットでコスパが最もいいのは、俗にいう「ジョイントマット」です。厚みがあるのでフローリングの硬さを解消し、多少の音ならカットしてくれます。見た目もよく、ジョイント式なので子供の走りやすい廊下などにも敷くことができ応用が利きます。

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ジョイント式コルクマット

ジョイント式コルクマットナチュラルテイストなインテリアなら、表面がコルクなジョイントマットもいいかもしれません。オシャレさと防音を兼ねているので、子供っぽい部屋を回避できます。こちらもジョイント式なので様々な応用が利き「マット+カーペット」の二重使いもできます。

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